2011-10-22

静岡花鳥園ツアー 2日目

〇掛川花鳥園
2日目は朝からあいにくの雨模様。
ですが心配ご無用。昨日行った富士花鳥園もそうなのですがここ掛川花鳥園は園内が温室なので、雨の日でも問題無く楽しめます。いわゆる「全天候型」ってやつなのです。それと園内はエミュー牧場を除いてバリアフリーとなっていますのでベビーカーや車椅子のお客様でも安心して施設を回ることができるのです。花鳥園、頑張ってます!

さて、まず受付カウンターに行くと一羽のふくろうが出迎えてくれます。震災募金担当のアカアシモリフクロウのアモちゃんです。眠ってる時間の方が長いみたいですが、ジーっと見ているとたまに目を覚ましてくれます。そしてその愛嬌に誰もが募金をしてしまうのです。仕事していないようでちゃんと仕事しているのです。かわいいよアモちゃん!

そして入園するとちょうどふくろうを乗せてみようの時間だったので急いで行ってみるとメンフクロウのケンちゃんがいました。恋人はメンフクロウが大のお気に入りでして、花鳥園に来たのも全てメンフクロウのためと言っても過言でない程なのです。それくらいメンフクロウが好きで、この写真の時はそれはそれは歓喜されてました。

名前はちょっと忘れてしまったのですが、可愛らしいみみずく。
以前もご説明したと思いますが、ふくろうとみみずくの違い、皆さんはご存知でしょうか。
答えは、頭に「羽角(うかく)」と呼ばれる耳のような羽が生えているものをみみずくと呼び、羽角がないものをふくろうと呼んでいるのです。ただし、シマフクロウのように大きな羽角を持っていてもふくろうと名づけられている種類もいます。

こちらはカワセミ。首に付けているのはカボチャの首飾りです。このように鳥もハロウィンらしく着飾っておりました。

温室内には睡蓮の池があり、たくさんの花が咲いています。また手前に見える大きな葉はオオオニバスと呼ばれる世界最大の葉を持つ水草です。よくアフリカレンカクという鳥のヒナがこの水草に乗っていてとても可愛いことになっています。

水辺の鳥のふれあいゾーンでエサを購入しようか迷っていたところ、バサバサとエサ箱の上にエボシドリが留まりました。エサをクレ!クレー!とでも言っているような眼差しが可愛くてこの後エサを購入し仲良くなりました。

水辺の鳥のふれあいゾーンはこんな感じ。本当にたくさんの鳥がいます。
ぼやぼやしているとフラミンゴなどに突っつかれたりするので注意が必要です笑

これはバードショーの一部。富士花鳥園でもそうでしたが、やはり飼育員の方々の説明がとても上手でお客さんを飽きさせません。
それとふくろう達にとってこのショーはごはんの時間らしく、ふくろうたちは満腹になると飼育員の言うことを聞いてくれないみたいです。飼育員さん曰く、「エサの切れ目が縁の切れ目」だとか。上手い笑

バードショーの後はお待ちかねふれあいのお時間です。只今二人と一羽でミーティング中。
よほど待ちきれないのか乗せる前からニヤニヤしている恋人。

足が美しいみみずくさん(名前忘れてしまった!)と記念撮影。
みみずくがバチッとカメラ目線ですし恋人もご満悦な表情で何よりです。

あと写真には写っていませんが掛川花鳥園にはランチバイキングがあり僕らはそこで昼食をとりました。
大人一人60分1200円とまぁまぁリーズナブルな料金、それでもってうどんやおそば、煮物や唐揚げと和食を中心に豊富な品揃えですのでお得だと思います。お味の方は一般家庭のような味でした。つまり特別って程でもないのですが、普通に美味しいレベルです。バイキングでこのクオリティはなかなか良い方かと思われます。
あと、沢山の花の下で食べれるってのもここ掛川花鳥園ならではなので是非オススメしますよ~。

富士花鳥園と掛川花鳥園、二日にわたってハシゴしましたが本当に楽しかった!
最初こそはローカルな施設だと甘く見ていたのですが、オフィシャルサイトの力の入れようは凄いわ、ブログは毎日更新しているわ、ショーのクオリティは素晴らしいわ、更にはAKB48ならぬKKE48総選挙という催しをやっていたりでスタッフの努力が随所に見えるんですよ。お客さんに楽しんでもらいたい、って気持ちがひしひしと伝わってくるんです。花鳥園は本当に素晴らしい施設です。
自分に子どもができたら連れてってあげたいですね。

・掛川花鳥園
URL:http://www.kamoltd.co.jp/kke/
ブログ:http://ameblo.jp/kakegawakachoen/
住所:静岡県掛川市南西郷1517
営業時間:09:00~17:00
定休日:無休

〇ねむの木こども美術館「どんぐり」
帰りの時間までまだ余裕があったので掛川花鳥園を出た後は『ねむの木子ども美術館』という、とある美術館に行ってきました。

この美術館は近くにある『ねむの木学園』に通う子どもたちが描いた絵を中心に展示されていまして、その『ねむの木学園』とは1968年に日本で初めての肢体不自由児のための養護施設して設立された学校なのです。

ここで藪から棒ですが、障害者が描いた絵と聞くと皆さんはどんな絵を想像をしますか?
僕は少しへんてこな絵を想像していました。はっきり言うと奇抜とか、風変わりとか、そんな類なのかな、といった具合に。
しかし実際に観てみると、僕でも分かるくらいしっかりとした絵なのです。
僕は構図や技法といった絵に関する知識は無知に等しいのですが、それでも彼らの描いた絵を観て自然と色んな感情が湧いてきました。
中でも、僕がすごいなって思ったのは配色です。色のセンスが本当に良い。
相性の良い色をちゃんと押さえていますし、絵のタイトルにもピッタリと合っている。

ねむの木学園の子どもたちの絵を観て、限りない可能性があるんだなと思わされてしまいました。

門や壁はパステルカラーのかわいいイラストで包まれています。

反対側からの眺め。辺りはたくさんの木に囲まれていて気持ちが良かった。静かですが、よく耳をすますと遠くの方で水の流れる音がしていました。

恋人はこの美術館に深く感銘を受けて画集とポストカード数枚を購入していました。
画集は2500円しましたが、家に帰ってゆっくり眺めてみると、やっぱり買ってよかったな、なんて思いました。
ねむの木子ども美術館、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
とっても素晴らしい作品が待っていますよ。

・ねむの木子ども美術館
URL:http://www.nemunoki.or.jp/index.html(ねむの木学園)
住所:静岡県掛川市上垂木あかしあ通り一丁目一番地(上垂木2979-1)
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:無し(※年末年始は未定)

今回の静岡花鳥園ツアーは天候こそは良くなかったものの、中身はとても充実し良い休暇を過ごすことができました。
花鳥園もまかいの牧場もねむの木美術館も、どれも良い場所ばかりで静岡が好きになりました。
今度はふくろうを肩に乗せたいな!

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