2011-09-04

埼玉県川口市 彩の国ビジュアルプラザ 映像ミュージアム

埼玉は川口市にある『彩の国ビジュアルプラザ』に行ってきました。
彩の国ビジュアルプラザは、21世紀のデジタル化を視野に入れ、本格的な映像制作ができる「デジタル映像制作拠点」として、撮影から編集、作品の発表まで一貫して行うことが出来る施設なのです。本日はその施設の1つである映像制作を楽しく体験しながら学べる『映像ミュージアム』に行って参りました。

映像ミュージアムでは、2011年6月2日から9月4日まで八谷和彦さんというメディア・アーティストによる企画展『魔法かもしれない』という催しを行っており、これを見ようと思っていたのです。
この展覧会は「見えないものを見る」をコンセプトに3つの体験型インスタレーション作品、『フェアリーファインダー』シリーズ並びに、『見ることは信じること』、『視聴覚交換マシン』で構成されています。
妖精やコビト等の空想上の存在と出会う為の装置、『フェアリーファインダー』シリーズ。見知らぬ他人の日記をのぞいてみる『見ることは信じること』。そして他人の目で見る事を疑似体験する『視聴覚交換マシン』。これらの作品は、普段当たり前の様に使っている「見る」という能力を、想像+創造の力でどこまでもひろげる事が出来ると言う事を私たちに気付かせてくれる為の装置であると言えるかもしれません。普段とは違う「見る」体験をすることで、あなたのいる世界を、ほんの少しひろげてみてください。~オフィシャルより引用~

もちろん一通り体験しましたが一番興味を持ったのはやはり『視聴覚交換マシン』でした。
これは二人一組になり、お互いの見えているものを交換するという装置を用います。自分の見える世界が相手の視点になってしまうことによりアイデンティティの境界が曖昧になった世界を体験できるのです。

相手と向かい合った時、自分が見えるわけですが、鏡ではないのです。あくまでも相手の視点であり、自由が利きません。そんな状況で相手の手を握ろうとする、これが思いの外困難なのです。相手の視点から自分を見つけ、方向を定め、いざ接近する。やっと握手ができた時はホッとするような気持ちになります。これは面白い。


また、この企画展は本日9月4日を以て終了してしまいますが、様々な場所で展示を行っているらしいので機会がありましたら体験してみる事をお勧めします^^

ちなみに常設展も負けてはおりません。体験型のアトラクションが充実しており楽しく映像制作の過程を学ぶことができるはずです。僕は『空飛ぶ魔法のじゅうたん』に痛く感動してしまい、計3回やってしまったうえにDVDも作ってしまいました。家で再生しては自分が熱演している姿を見てゲラゲラと笑っております。
下みたいな映像が撮れます。オススメ。

空飛ぶじゅうたんin川口市映像ミュージアム

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